散華の世代

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散華の世代からの問い 豊後大野九条の会主催、ビデオ鑑賞・戦争体験交流会「戦争体験を語り継ぐために」が開催されました。当会は、2006年11月10日に発足し、現在会員・賛同者は550名に上っています。

 「多くの破壊と悲劇を生んだあの戦争は一体何だったのか。争い以外に解決方法はなかったのか、否、あったはず。この反省に立ったのが憲法9条での戦争放棄・不戦の誓い」と会長のあいさつに続いて、ビデオ『散華の世代からの問い』(NHK特集)を鑑賞しました。

 内容の紹介は、 NHKエンタープライズのホームページ をご覧下さい。

 このビデオ、率直に言って難しかったのです。しかし印象的だったのは、彼らが何のために戦ったのか、その苦悩、自問・模索・・・これらの問いは、戦後世代から踏みつけにされて前に進む事を願っている・・・という主旨のナレーションでした。

 彼らが残した遺稿、一度読んだだけで理解できる、結論が出るものではない(難しいと感じたのはこのため)。生き残った者や戦後世代が、この解を求めて問い続けて欲しい、ということでしょうか。機会あれば彼らの遺稿を読みふけってみたいと思いました。

 続く戦争体験(というより戦闘体験)では92,93歳のお二人からお話しが。

 玉砕と綺麗な言葉で言われてきたがそうではない、私の知る限り8割は栄養失調による餓死である。しかしこんな悲惨なことは遺族には言えない。ある河原で息を引き取った方の住所と名前は今でもハッキリ記憶しているが、引き上げてきた時にその役場に連絡を取ったら、遺族がぜひ話しを聞きたいというので行ってきた。しかし私は「彼は壮烈な死だった、立派な死を遂げた」としか言えなかった。遺族を悲しませることはできなかった…。
 戦争が終わり、軍隊がなくなり、国民が平等に発言できる世の中になったことが本当に嬉しかった。だから日本国憲法九条を守るために、戦友がくれたこの健康のある限り、発言し続けて生きたい。

軍隊手帳 もうお一人は、大変貴重な資料を見せてくれました。それは軍隊手帳と憲兵の腕章です。軍隊手帳には軍人勅諭も綴られていますが、これを称える意味で紹介するのではありません。65年も前のこと、今や貴重な歴史的資料として。そして個人の履歴も詳細に記載されていました。
 貴重な資料をありがとうございました。

 戦後も65年が経ち、自ら戦争体験を語れるうちに、九条の会でもっと企画をやりたい、と締めくくられました。
綴られた軍人勅諭 履歴が詳細に 憲兵の腕章

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