第10回 大分アジア彫刻展

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 今日から第10回 大分アジア彫刻展が始まり、その開会式に同席いたしました。今回で10回目の節目を迎えたこの彫刻展は、アジアの新進彫刻家の登竜門と位置づけられ、年々出品数も増加、今年は過去最多の15ヶ国431点が出品されました。

 11月21日(日)まで、入選以上の作品33点が、豊後大野市朝地町の朝倉文夫記念館に展示されています。みなさん、ぜひお越し下さい。朝倉文夫記念館のホームページはこちら

 今日の開会式では、大賞、優秀賞(4点)、学生部門の各賞(3点)のうち、7名の製作者も出席いただき、表彰式が行われました。
 大賞に選ばれたのは、「風と石榴・casa armenia」を製作した西村浩幸さん(神奈川県)。一本の楠木から削りだして製作を使った作品です。審査委員長(澄川喜一さん・日本芸術院会員)は、「木を生かしたユニークな作品で、見る人にイメージを膨らませる」と講評しました。表彰8点の作品については、こちらをごらん下さい。

 33点のうちで、私が一番気に入ったのは、佐藤百合子さん(神奈川県)が製作した作品。「ルールさえ守っていれば、幸せになれるって、聞いたんです」
まず写真を見てください。↓

「ルールさえ守っていれば、幸せになれるって、聞いたんです」 これは、242体の、素焼きの羊を並べています、分かりますか。一つ一つ、お寿司をにぎる要領で型作り、二つとして同じものはありません。一番きつい時は、利き手の右手が使えず、左手でコーンフレークだけを食べる生活だったとか(^^ゞ
 また、一つ一つの羊は土台に固定されてなく置いているだけ。しかも1~242番の番号もないとか。つまり、展示会場を移動したら羊の位置が変わる!、二度と同じ作品にはならない!!、なんと奥深いのでしょうか!!!
 さらに、記念館の配慮でクリアケースで囲んでもらったことが思わぬ効果を発揮。クリアケースに鏡のように羊が映っていますね!!! 「これで奥行き感が出たんです!」と喜ぶ佐藤さん。
 私はこの作品にすっかり魅せられてしまいました(*^^)v

 開会式前に協賛事業者の社長さんがおっしゃってました「”右向け右”で、ザッと右を向きそうな雰囲気ですね」。一糸乱れず並んでいるところが、とても印象深いですね。
 そして「ルールさえ守っていれば幸せになれる」と素直に整列する羊たち、しかし「そういう風に聞いたんですけど…(世の中変ですね)」と、心に何か去来してきませんか?

中央、黄色いリボンの方が佐藤百合子さん 今の世相を反映している気がします。

 この作品を鑑賞中に広瀬県知事がやってきて、「これは”ルールを守れ”かな、”ルールを守るな”かな?」、「大賞をあげたい作品ですね」と。

 そうですね県知事、貴方はキャノンに対して「しっかりルールを守れ!」と言わんといかんのですよ!この作品をみて、しっかり反省してください! と、思わず言い…ませんでしたが、そんな一場面もありましたよ。

 私の中ではこの作品が大賞です。

 あ、佐藤さんごめんなさい、勝手な講評してしまいました。引き続きかんばって下さい(*^^)v

佐藤百合子さんのホームページはこちら。 ツイッターはこちら。 

4 comments

  1. かわいいですね♪。羊のこんなに、綺麗な群れは、新鮮ですね。実物がみたいですね。ほんとうに、じっと、ずっと見てみたいです。

  2. さかろこさん、コメントありがとうございます。
    10年10月10日の22時22分のコメントなんて、なんて縁起の良い事で(*^^)v
    11月21日(日)まではこちらで展示されていますので、来られるならご案内いたします(笑)
    佐藤百合子さんご自身は、横浜在住っぽいです。
    242体ですから、じっと、じっと、いつまで見てても飽きないですね。
    (スター・ウォーズのドロイド隊とは違いますね(笑 )

  3. うちにも一匹いるんです。
    ゆりこさんの作品展示場で、お気に入りの一匹を購入。
    家の窓辺に、ルール違反でひとりぼっちになった羊さんがいます。
    ひとりもいいものですよ。

  4. latitudemomoさん、アクセス&コメントありがとうございます。
    それぞれ個性のある羊さんたちなので、一匹を選ぶのに、さぞかし迷ったことでしょう。
    それだけご主人さまに愛され選ばれた羊さんは、きっとさびしくないと思いますよ。
    永遠のお友だちですね。

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