5月3日、62回目の憲法施行記念日

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 大分県平和運動センター等の(共同?)主催で、第39回憲法記念日講演会が行なわれました。
石坂啓さん 今回の講師は漫画家の石坂啓さん。女性ならではの視点で、子どもの出産や学校給食等にまつわるエピソードをユーモアたっぷりに紹介したあと、「イラク戦争は、子どもに説明できなかった」と話題を転じ、「香田証生さんの人質事件…、新しい戦争が始まった気がする。今すでに戦時の状態。前の大戦の時も最初はこうではなかったか、”遠くで、静かに、誰かが…”」「ご家族は『助けて下さい』とは言わなかった。言わせない空気がすでにできている」「国は国民を守らなかった。守るのは”国体”」などと、着実に戦争を遂行するための体制づくりが進んでいることを指摘します。

 そして「”漫画に登場させる悪役を考える”漫画家特有の思考癖から、こんなことも考えてみました」と、石坂さん。「徴兵は登録制で招集は有事のみ。登録で月額5万円支給!子ども3人いたら15万円。おいしいと思いませんか、お母さん?」「兵役に3年就いたら東大に優先入学!」「各学校の体育館に一つずつロケットランチャーを支給。かっこいいですよ〜」…、「いじわるでしょ〜」とユーモアたっぷりに。しかし、石坂さんも言われていましたが、こういう逆説的な思考って大切ですよね。相手の出方というか考え方というか、それがわかってこそ、こちらも抗弁ができますからね。

 さて、最後には国旗・国歌のお話。「”日の丸”って、デザイン的にはいけてるんですけんどね…」「もっと親しみの持てるもの、外国にいて”日本に帰りて〜っ”って感じるもの、みなさん、”温泉マーク”ってどうですか?」「国旗が温泉マークなら、国家はやっぱり”いい湯だな”! 気軽に口ずさめて親しみのある歌…」大爆笑だったのは言うまでもありません。私は国旗については思い浮かんだことはないですが、国歌については”故郷(ふるさと)”が良いのではと思ったことがあります。誰もが知ってて簡単に口ずさめて、自然と故郷を思わせるこの歌、もし国民性というものがあるのなら、この歌こそ、日本人特有の優しさを感じさせるものだと思います。1998年の冬季長野オリンピック開会式で杏里と子どもたちがこの歌を合唱した時に、強く感じました。

 さて、”憲法守ろう”と言えば第9条がその最大の一致点になっていることは間違いありません。私はこれに加えて第25条「生存権」を活かすことが大切だと思います。いま社会の中で格差の拡大と固定化が進んでいます。生活に苦しんでいる方がその生活を脱するためには兵役につくしかない(アメリカ社会では現実となっていること)、この道を進んではいけません。「生存権」を楯に、社会的底辺を引き上げていきたいと思っています。

 そしてもう一つ思うのは、第12条、13条、22条、29条等に謳われる「公共の福祉」という考え方を守ること。自民党の新憲法草案では、これが公共の”利益”や”秩序”に置き換わっています。”利益”ってだれの利益でしょう?”秩序”ってどんな秩序でしょう?国家に都合のよい”利益”、”秩序”に誘導されてはたまりません。

 私は、第9条と「生存権」「公共の福祉」、これをセットで考えていきたいと思います。
 近年、”九条守れ”の一致点での共同が大きく広がっています。全国各地で結成された”九条の会”は7,300を超えました。また今日の石坂さんを含め、各界著名人やジャーナリストなど、このようなお話をして下さる方がたくさん増えています。これもいまの日本の行動がきな臭くなっていることの反映でしょう。
全教作成のリストバンド 平和で安心して暮らせる社会を。この誰もが当たり前に願うことの実現のために、私もより多くの皆さんと共同していきたいと思います。

私が右手にしているリストバンド(全教青年部作成)

Thank You Kenpo! 60th Anniversary!

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