協会けんぽを超えている国保税、さらなる上限の引き上げに反対!


21日の臨時議会では、市長が行った専決処分を、議会が承認するかどうかの議案もありました。
私はその中で、国民健康保険税条例の一部改正について、反対しました。

内容は、軽減措置の拡大と賦課限度額の引き上げ。軽減措置の拡大については賛成ですが、賦課限度額の引き上げには反対と意見を述べ、賛成しませんでした。
今回は、医療分の限度額を58万円から61万円に引き上げるものです。

平成31年度国民健康保険税の課税について[PDF:204KB]

上限の引き上げですから、一般に、より高所得層の負担が増えるということではありますが、では、どのくらいの所得層で影響が出るのでしょうか?試算してみました。

まず国保の場合、世帯の1人当たりに掛かる均等割があり、さらに介護分については40歳以上65歳未満の方が何人居るかで変わってきますので、モデル世帯を設定します。私がいつも使うモデル世帯は、

40歳以上の夫婦(収入一人)、40歳以下の子ども2人、計4人家族

このモデル世帯において、所得を増やして計算していき、医療分のこれまでの上限(58万円)を超えるのは、所得がいくらの時なのかを求めます。すると出た答えは、

所得が497万3000円の時に、医療分が58万100円となり、影響が出はじめます。

では所得が497万3000円というのは、給与収入だといくらの時でしょうか?所得とは、給与収入(総額)から給与所得控除を行った後の額であり、逆算すれば良いのですが、私は国税庁のホームページのツールを使っています。
⇒ No.1410 給与所得控除|国税庁 このページの一番下に、給与収入を入力すると、給与所得を求めることが出来ます(HPにもある通り、目安です)

というわけで、所得が497万3000円となる給与収入は、685万9000円!
そしてこの時の、豊後大野市国保の税額は、90万4200円!
ひと月当たり、75,350円!

年収685万円の4人世帯の健康保険税が、ひと月75,350円は、高いのか?妥当なのか?
他の被用者保険と比べてみましょう。協会けんぽのサイトに、各都道府県の保険料が掲載されています。 ⇒ 全国健康保険協会

被用者保険は、月ごとの総収入(報酬月額)に対して、ひと月の保険料が設定されています。前出の国保世帯の給与収入685万9000円を12月で割ると、571,583円。協会けんぽ(大分)の保険料額表から報酬月額571,583円が当てはまる標準報酬は、32等級、月額560,000円であり、その保険料(介護該当)は、全額でも66,846円労働者個人の負担は折半になるので、33,432円!

なんと! 今回の国保の賦課限度額の引き上げが影響する所得層の保険税は、協会けんぽの「折半額」よりも、ひと月当たり41,918円も高く、使用者負担分を含めた「全額」をも上回っているではありませんか!
すでにこれだけ高い負担を負っている所得層の税額上限を、さらに3万円も引き上げることは、認めることができません!と、反対したのであります。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください