一般質問 「豊かに利用される図書室、図書館を」


6月議会の一般質問の一つ「豊かに利用される図書室、図書館を」について、全てを文字起こししましたので、掲載します。

【質問】

①三重町以外の6町の公民館図書室、移動図書館の充実を。

新図書館・資料館が建設されることに異論はありません。しかし、この先も高齢化が進む中、三重町内はもちろん、三重町以外の6町から新図書館に行きたくても行けない方が増えることは、想像に難くありません。機を同じくして、6町の支所・公民館の整備が進みます。6町の住民にとっては、より身近にある公民館の図書室が充実することが必要ではないでしょうか。

6町の図書室の現状は、その在り様に格差があります。公民館の整備を機に、図書室にふさわしい広さや設備の充実、正規雇用の司書の配置または担当職員の能力向上を目指す、さらには移動図書館の充実で高齢者や身体が不自由な方にも利用機会を保障すべきではありませんか。

②新図書館・資料館の概算事業費約19億円は少しでも抑えるべき。新図書館に中庭は必要ですか。想定する人口規模は適正ですか。

現在のところ、新図書館・資料館の整備に関する概算事業費は19億3360万円と示されており、さらに施工管理費やシステム費などなど、別途必要とのことです。

図書館は特殊な専門的な公共施設、文化施設であり、それに相応しい書架等の家具やカウンター、利用者の動線を加味したレイアウト、電気を含めた情報コンセントの配置などは「安かろう悪かろう」ではいけません。しかし、中庭を配するレイアウト、想定する人口規模には疑問が残ります。

2016年度に9回を重ねた検討委員会の答申書には、中庭の文字はありません。新図書館は中庭など配置せずシンプルな形状にすべきではありませんか。また、貸出冊数の67%が三重町の方という現状において、市全体の人口規模を根拠にするのは適正でしょうか。

シンプルな建物、適正な規模に見直して建設費は抑え、6町の図書室や移動図書館の充実、レファレンスサービスの更なる充実に充てるべきではありませんか。

③新図書館・資料館が、豊かに利用されるための施策は。

多額をかけたにも関わらず、利用されない支持されない新図書館・資料館であってはなりません。支持され利用される文化施設にするために、どのような施策を考えているでしょうか。

資料館については豊後大野ジオガイドの会など4団体から要望書が出されていますが、図書館についてはいかがでしょうか。

図書館に足を運んでも、目的の情報にたどり着けなくては、利用者は離れていきます。職員のレファレンス能力を向上させるための人材育成が必要ではないでしょうか。

利用者証については単なるカードではなく、図書館の利用の継続につながるような、豊後大野市独自のものを検討してはいかがでしょうか。

④財源内訳を伺う。

新図書館・資料館の整備に係る費用について、一般財源から、基金から、そして合併特例債を起債するなどあると思いますが、何をどれだけ使う予定でしょうか。現時点で想定される財源の内訳、割合を伺います。

【答弁】

9番 神志那文寛 議員の「豊かに利用される図書室、図書館を」の御質問にお答えいたします。

まず、「①三重町以外の6町の公民館図書室、移動図書館の充実を。」についてでございます。

現在、中央公民館を除く市内すべての公立公民館に図書室を設置しています。図書室には、社会教育や生涯学習に関する資料を始め、児童書から一般書などを配備し、市民の学習意欲に応えるよう努めています。しかし、合併前の規模を引き継いでおりますことから、公民館によって図書室の広さや蔵書冊数に差異があり、またそのことで、利用環境にも差が生じているところでございます。

公立公民館の図書室におけるサービスについては、現在進めています支所及び公民館の整備と併せ、更なる充実を図ることとしています。具体的には、幼児・児童向けの読書スペースや学習コーナーの充実を図ること、また、図書館の整備におけるコンセプトと同様に、「貸出しだけではなく、滞在できる図書室」を標榜し、親子連れや児童・生徒を始め、市民皆様が気軽に立ち寄れる図書室を目指しているところでございます。なお、詳細な部分につきましては、現在実施設計等において検討しているところですが、書架や閲覧用の机などは、落ち着いて利用できるものとなるよう計画しています。

また、図書館の本を公民館図書室でも検索できるよう、蔵書検索用パソコンを配置し、図書館との連携を図ることで、市全体で読書の推進に努めてまいります。

さらに、無線LANスポットを整備することで、パソコンやスマートフォンなどを持ち込み、簡単かつ自由に情報が入手できる環境を整えることとしています。

なお、すべての図書室に司書資格を持った職員を配置することは困難なため、職員の研修機会の確保や、図書館職員との情報共有を図りながら、サービスの向上に努めてまいります。

移動図書館車につきましては、児童書を中心に約3,500冊を積載し、市内の保育園やこども園・幼稚園・小学校を対象に、25のステーションでサービスを提供しています。運行の拡大につきましては、1台につき4人の配置が必要であることや、図書の入れ替え等の作業が発生することから、現在のサービス水準を維持してまいりたいと考えています。

今後は、公民館図書室の充実と併せて、各施設やボランティア団体等に対し、1回当たり100冊を限度に貸出す団体貸出しサービスを一層推進してまいります。

加えて、現在、市図書館に行くことができない利用者に対しましては、電話やインターネットで図書の予約やリクエストを受け付け、市図書館から各町の公民館図書室へ配送し、公民館図書室で利用者に貸し出すサービスを行っております。今後も、これらのサービスを利用者に対して積極的に周知し、利用の拡大を図ってまいります。

次に、「②新図書館・資料館の概算事業費約19億円は少しでも抑えるべき。新図書館に中庭は必要ですか。想定する人口規模は適正ですか。」についてでございます。

新図書館及び資料館の事業費につきましては、本年2月7日に開催の議会全員協議会におきまして、図書館等の建設工事費が13億8千万円、既存図書館の改修工事費が1億5,360万円のほか、家具・什器備品、展示工事費を含め、総事業費が19億3,360万円になることを説明させたいただいたところです。現在、基本計画から基本設計及び実施設計に至る業務委託契約を締結し、平面プランを作成しているところでございます。

その平面プランの作成に当たっては、建設コストや建設後のランニングコストを十分意識しながら、子どもから大人まで、学ぶことの楽しさを感じることができ、まちづくりの情報発信拠点となるよう、また、図書館本来の目的を見失うことがないよう、常に留意しながら進めているところでございます。

中庭につきましては、図書館及び資料館建設検討委員会の中で、子ども向け、一般向け及び中・高校生向けエリアが中庭を囲むように分けて配置し、適度な距離感を確保することで、それぞれが気兼ねなく利用でき、滞在型の図書館が実現できるよう検討してまいりました。その経過を踏まえて、敷地実測図に合わせた平面プランを検討しているところでございます。

また、現在の図書館は、三重町立図書館として建設されたものであり、市立図書館としては蔵書の収容能力が不足し、市民皆様が利用するには不十分であることから、市の規模に見合った図書館を建設することとしたところです。その際、目標の冊数を計画的に揃えるには10年程度を要することから、10年後となる2030年の人口推計を基に図書館の規模を設定し、事業費の削減を図ったところでございます。

図書館は、移動図書館や団体貸出しサービス等の充実はもとより、公民館図書室など社会教育施設との連携や学校教育の援助など、関連施設を支援する役割も担っていることから、その充実は欠かせないものと考えていますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。

次に、「③新図書館・資料館が、豊かに利用されるための施策は。」についてでございます。

図書館の整備につきましては、平成26年度から豊後大野市まちづくり市民会議において議論されてまいりました。この結果を踏まえ、平成28年度から10年間を計画期間とする「第2次総合計画」において、「図書館を整備すること」を掲げました。具体的には、幼児から高齢者に至るまで、親しみやすく利用しやすい施設として、地域情報や学習スペースの提供といった様々な図書館機能の整備と充実を推進するため、新図書館の建設について検討を行い、併せて学びの拠点となるような各種施設の集約化に取り組むことといたしました。

その後、図書館建設を検討する中で、平成28年5月に、文化財保護行政を力強く推進する各種団体から、市教育委員会に対し、資料館に関する要望書が提出されたところでございます。

その内容は、歴史民俗資料館が抱える諸課題を解決するため、図書館建設の際には資料館も併設し、文化の殿堂にふさわしい充実した図書館にしてほしいとするもので、これを受け、市は図書館の建設を検討する上で、資料館を併設して整備するとしたところであり、図書館に関する要望書の提出はございませんでした。

これまで、図書館及び資料館建設検討委員会からは、建物の整備と併せて、運営に関する御意見もいただいたところです。図書館は、施設や資料の充実はもとより、利用者に接する職員教育の充実が欠かせません。利用者のニーズに対応する職員が図書館資料について十分な知識を持ち、相談・要望に的確に対応することが重要です。そのため、館内での職員教育を始め、他の図書館との情報交換・交流を始めとする研修機会の充実、さらには、国・県が実施する研修等に積極的に参加することでスキルアップを図り、市民の皆様が利用したくなる図書館の実現を目指してまいります。

また、利用者証につきましては、現在、名刺サイズとなっており、新図書館でも現在の形状を引き継ぐ予定です。なお、子どもの読書意欲の向上や、親子がふれあうきっかけになるよう、自分が借りた本のタイトルと貸出日などを、預金通帳を模した通帳に印字する「読書通帳」の導入を検討しているところです。

併せて、年間を通じて、「おはなしひろば」や「おはなし会」など、子どもから大人まで楽しく参加できる図書館教育事業の充実や、作品展示、情報発信・発表の場を確保することなど、市民皆様が参加する場の確保にも努めてまいりたいと考えています。

資料館では、合併以前から長年にわたり行ってきた調査や研究の成果を、常設展示や企画展示を通して、利用者の皆様に還元できるよう取り組んでまいります。

また、ジオパークの拠点施設として、地球の誕生から火山噴火、人類の誕生など、大地の成り立ちから人々の営みを意識した展示を行うとともに、情報発信にも努め、ジオガイドの会や歴史研究団体の皆様との連携を図りながら、ジオサイトや史跡等への誘導も行ってまいりたいと考えています。

特に、資料館は面積が拡大し、展示スペースが広がることから、現物やパネルを見やすく展示することと併せて、プロジェクターや大型テレビ等を使用して、立体的に表現し、利用者の興味や関心を引き立て、豊後大野がどのような地域で、どのような歴史を持つのかを学べる、学習施設・情報提供施設として運営してまいります。

また、館外活動につきましては、従来の小・中学校におけるふるさと学習の支援、高齢者大学や各種団体の要望に応じた出張講座を継続して行うほか、ケーブルテレビを活用した普及活動につきましても、更に力を注いでまいります。

次に、「④財源内訳を伺う。」についてでございます。

図書館及び資料館の建設に係る概算事業費19億3,360万円のうち、図書館に係る建設工事請負費13億8千万円の95パーセントに当たる13億1,100万円に合併特例債を充当し、残りの6億2,260万円については、その一部に公共施設整備基金を充当する予定としております。

なお、合併特例債に係る交付税算入分は、13億1,100万円の70パーセントに当たる9億1,770万円と想定しているところでございます。

↑ 図は神志那作成

 

【再質問】と【再答弁】

①三重町以外の6町の公民館図書室、移動図書館の充実を。

6町の公民館図書室の利用状況、差が大きい。多く利用されているのは緒方町の歴史民俗資料館の図書室。2017年度の利用者数3021人、利用冊数3616冊。ついで千歳公民館図書室、752人1651冊(一人あたりは千歳がトップ)。少ないのは、12人46冊。

図書館を支える3大構成要素は、建物、図書や資料(本)、人(図書館司書)と言われ、どれかひとつが欠けても、ただの本の倉庫となってしまうと言われている。

この視点で6町の公民館図書室をみた場合に格差が大きく、利用に差が出ていると思う。

H29年度
蔵書冊数(冊) 利用者数(人) 利用冊数(冊) 人口一人あたり利用冊数
3,951 192 205 0.10
歴史民俗資料館図書室(緒方) 16,877 3,021 3,616 0.72
3,146 165 357 0.14
3,691 12 46 0.01
千歳公民館図書室 5,702 752 1,651 0.78
2,894 151 300 0.08

【再質問】朝地公民館の図書室も、広くすべきではないか。

建物に関わること・・・支所・公民館の整備で、大野、千歳は若干狭くなるが100㎡を超える広さ。清川、緒方もそれぞれ広くなる。しかし、朝地だけが、ホールの耐震化だけで公民館は現状のままの予定のため変わらない、しかも38.4㎡と狭い!この差はひどすぎる!

朝地の図書室は、四方のうち2面が、コンクリートブロックではなく簡易な壁が使われている。ロビー側を広くする、ロビーとうまくつなぐレイアウトにすることで広くできると思う。広くすべきではないか。

現在の図書室の広さ(㎡) 移転後の
広さ(5/9時点)
清川公民館図書室 24.75 64.12
歴史民俗資料館図書室 79.00 96.00
朝地公民館図書室 38.40 38.40 ×
大野公民館図書室 119.03 110.00
千歳公民館図書室 107.20 106.14
犬飼公民館図書室 57.60 103.00

【再答弁】

朝地公民館につきましては図書室のある棟につきましては、改修をしてもお色直しをするとそういった格好で計画をしているところであります。なお図書室につきましては今議員ご指摘の通り38平米ということでありますが、今現在のプランでは図書室を面積が広くするということは予定をしておりません。ただし床等につきましては子供幼児等が利用しやすいようなそういったしつらえをするということで予定をしているところでございます。

【再質問】

各町と比較して、こんなに狭いのは良くない。まだこれから検討できないのか、朝地だけこういうことで良いのか。

【再答弁】

公民館ロビーにつきましては自由に使えるエリアでございます。図書室と一体にはなりませんが図書室で本を借りていただいてロビーで読んでいただくという使用は可能かと思います。合わせて学習スペース等につきまして、仮に不足するということがございますれば、他の空いている会議室等を使いながら、そういうところで学習をしていただくということも可能かと考えております。

【再質問】市図書館や県立図書館との連携・・・設備、各図書室における検索システム、運用について改善を。

県立図書館には、市町村の図書館が所蔵していない資料を確保し、要求があれば提供するという協力貸出という役割があります。各町の図書室において、市図書館はもちろん、県立図書館の図書・資料の利用が、さらに進むために、現状、その検索システムに差がありますので、その改善を求めます。

具体的には、緒方ではインターネット上で検索に使うパソコンを図書室の利用者側に設置しているが、他の図書室では、職員のパソコンから検索するというところもある。しかもインターネットへの切り替えに「手間がかかる!」と。これについては、図書室の担当職員の席は図書室に常駐する配置にして、常時インターネット接続が可能な環境を整えるべき。

また、リクエストする方法が、リクエストを記入する用紙を準備している図書室がある一方、口頭で聞き取る公民館があるなど、まちまち。これも統一すべき。

【再答弁】

各町の公民館図書室にインターネットを通じて県立図書館や市図書館の蔵書の検索ができるように、誰でも使えるパソコンというの設置してまいりたいというふうに考えております。図書室で自由に使っていただくという格好になろうかと思います。なお、職員については公民館の業務にあたるようにありますので、基本公民館の事務室に常駐するということになるかと思います。その上で図書室に来客お客さんが見えれば図書室に移動しながら相談等に対応するということになるのかなと思っております。でリクエストにつきましては、紙を書いていただいてリクエスト表という紙を書いていただいて、それを市の図書館に取り次ぐという格好で、例えば書籍名が間違ったりとか、そういうトラブルを防ぐために、紙でやり取りしたいというふうに考えております。

公民館につきましては、事務室と図書室をより近い位置にいってことで、基本隣接してすぐに事務室から図書室に来客があったってことが分かるようなそういう造りを心がけているところであります。

【再質問】全図書室に、正規雇用の司書の配置を。担当職員の能力向上を。

人・・・図書室に関係する職員、担当する職員のうち、司書資格取得者は1名。資格は持たなくても専任で配置している図書室もあります。しかし一方で、図書室を見学に行ったら、その場で机からカギを取り出して図書室を開けてくれたという公民館もあり、差を感じます。

各図書室では、新刊や話題の本・情報、さらには子ども向けの本などを探しやすい、目立ちやすいようにポップを作成する、子どもに分かり易いイラストや説明が飾られたり、それぞれ工夫が行われていますが、そこにもやはり、差を感じます。こうした差が、利用者数、利用冊数の差に表れていると思う。

図書室の担当職員は、倉庫の管理人であってはなりません。利用者が求める情報を、どこまででも探し、見つけ、利用者に提供する能力が求められます。

図書館、図書室は実に専門的な場所であり、担当職員は専門職。専門職は一定期間の継続と積み重ねで、スキルが上がり、モチベーションも上がります。その身分が嘱託や臨時で、3年や数か月ごとにリセットされ、積み重ねたスキルが継続して活かされないのは、図書館の現場にとって、利用者にとっても大変な喪失です。

図書室の担当職員は司書資格を有することが望ましいし、資格の取得にまで至らなくても、専門的能力を身に着けるべく、施策を行うべき。有期雇用ではなく、正規の身分で採用する事。

市の図書館は、現在9名の職員(うち司書6名)を14名(うち司書10名)へ増員する案となっている。図書室についても、正規雇用の職員を増やす、司書についても増員の方針を持つべきではないか。

 

町 名 館長
(正規)
図書館係長
(正規)
嘱託 臨時 合計
三重町 市図書館 1
(司書1)
2
(司書1)
6
(司書4)
9
(司書6)
14
司書10)へ
清川 図書室 1 1
緒方 1
(司書1)
1
(司書1)
朝地 1 1
大野 1 1
千歳 1 1
犬飼 1 1
合計 正規 1 2 3
嘱託 11 11
臨時 1 1
(司書) 1 1 5 7

【再答弁】

公民館へ司書の配置でありますが、正規の雇用の司書の配置については厳しいというふうに考えております。公民館業務との兼務になるということ、それから図書館に正規職員先ほど14名のうち10名ということでもうそれました、ここの充実を図ることで、図書室と図書館の連携をうまくやることで、利用者市民の皆さんのニーズに応えてまいりたいというふうに考えているところであります。

【再質問】図書館や図書室に行きにくい高齢者や身体が不自由な方にも移動図書館を。

移動図書館は現在25か所、1646人を対象に、学校や幼稚園など、子どもを対象に行っているが、高齢者施設への移動図書館を行っている自治体がある。佐伯市では、特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどへ行っている。(「彦岳の太陽」、グループホーム 白ゆり・・・) 豊後大野市も、こうした施設を対象にするべきではないか。

【再答弁】

移動図書館車につきましては、現在ご答弁申し上げましたり25のステーションで実施しております。高齢者施設等につきましては訪問をしていない状況であります。一台増やすことで対応が可能になるのかなというに考えております。ただ財政的なもの、それから人員、一回の運行に4名が必要であるということから、本館の職員で年間を通じて対応するってことが非常に厳しいときに考えております。それから団体貸出ということで、各高齢者の施設であったり障害者の施設であったり、そういった施設の利用がある状況であります。まあそういったところを経由しながら、例えばデイサービス利用者がデイサービスの事業所を経由して、図書の貸し借りが出来ると、そういったことは今後検討してまいりたいというふうに考えております。

事業所、福祉、高齢者、障害者等施設に関して言えば、7つの事業所が利用していただいているところであります。

【意見】今のご時世、三重町ばっかりよくなるんだと言う方が増えてくるのではないか。私たちは図書館なんか行ききらんよという方は当然、今もいらっしゃる。そういう中で各公民館図書室があるから、それを充実してより近い場所で利用できるようにしてほしいと思います。だからそういったところ、答弁の中でもやりますよという部分もありましたけども、そういう部分で、市民の皆さんにこういう風に良くなったねという風になってもらわないと、図書室の方が良くなったねという風にならないと、市の図書館に対しての理解も進まないんじゃないかと思うわけなんで、より一層の、公民館図書室の充実を改めて求めて二点目の方に行きたいと思います。

 

②新図書館・資料館の概算事業費約19億円は少しでも抑えるべき。新図書館に中庭は必要ですか。想定する人口規模は適正ですか。

【再質問】図書館に中庭は必要か。

H28年度に検討委員会が9回行われ、出された答申書(H29.3.27)には、中庭について言及なし。そしてその後、プロポーザルにて中庭案を含んだ複数社案が出た。H29年度に検討委員会が4回行われたのち、基本計画書(案)が議会に出て、そこに中庭案が出ていた。

「子どもエリア」と「一般向けエリア」等を分ける、回廊をつくる、その機能を持たせた意味は分かります。佐伯図書館の例・・・庭と呼ぶには狭く、入れないが、四方をガラスばり、その2方に図書エリア、1方にカウンター等が配置されている。中は、木が植えられ手入れがされていた。地面もただの土ではなく、苔の生えた状態で、目の保養にはなる。しかし、維持するのにコストがかかっているだろう。豊後大野市外の方が、予定地を見て言った、「こんなに周りに緑があるのに・・・」と。周りの緑を生かした方が良いのではないか。

そして、この設計者が設計した杵築市立図書館、(3月24日に移転オープン)はほぼ長方形で、中庭はない。

改めて伺う、維持費が増える中庭は配置せずとも、エリアの区分けはできるし、回廊も作れるはず。議会に示した平面のレイアウトは、その後どのように検討しているのか。「敷地実測図にあわせた平面プランを検討」とは、どのような検討を行っているのか。

【再答弁】

中庭につきましては、もう答弁させていただいた通りでありますが、現在位置関係などについて、中庭をゾーンのあたりにいってことで検討委員会等でお話をいただいたところであります。現在、実測、土地の形に合わせてどういう形で治りがいいのかということを含めて検討しているところ、平面プランについて検討しているところであります。まあ面積含めて、それから中のいろんな部屋のレイアウトを含めて、検討しているところであります。それによっては変更の可能性は考えられるところであります。

【再質問】想定する人口規模は適正か。

人口の46%が三重町。貸出冊数については67%が三重町に集中。貸出冊数の67%が三重町の方という状況に対して相応しいのか、疑問。

さきほども言った「県立図書館には、市町村の図書館が所蔵していない資料を確保し、要求があれば提供するという協力貸出という役割」になぞらえて言えば、市の図書館と、6町の公民館図書室との間で、図書や資料を回す仕組みをさらに充実させていけば、市の図書室に収蔵を集中させる必要もないと思うが、その点はどう考えるか。

【再答弁】

市の図書館としては、公民館の図書室の支援、それから移動図書館車の運行、さらには他の学校教育の援助、それから福祉施設、そういったところへの図書を通じた支援と言うなことも業務に入って参ります。そういった役割も担っているところであります。従いまして、結果的に本館、豊後大野市の図書館が、それだけ充実するということが必要になるのかなと考えております。そういった意味で、他の街の支援につながればと考えております。

③新図書館・資料館が、豊かに利用されるための施策は。

【再質問】

豊後大野ジオガイドの会など4団体(豊後大野ジオガイドの会、市古墳文化を考える会、三重町史談会、古文書研究会祖傾会)から資料館建設の要望が出されたとのことで、資料館の利用については増えていくことは想像できる。しかし、「図書館の建設を!」という声が弱く感じる。建設後の利用が増えるかどうかが気になる。

伊万里市民図書館が文部科学省のHPで紹介されている、「市民参加型図書館として成功している」と。それまでの小さな図書館に不満を持つ、子どもを持つ母親を中心とした市民が、もう一歩進んだ図書館サービスを望むために「図書館を学ぶ会」を結成。それが昭和61年に「図書館づくりを進める会」となり、図書館の使い方、他都市の先進事例の見学会、外部講師を招いての図書館サービスのあり方等の勉強会、設置要望の行政への働きかけなどの活動を、平成2年に図書館建設が決定するまで行った。新図書館建設決定後は、その具体的計画の策定のため、市の幹部が中心となる「図書館建設委員会」と住民が中心となる「図書館懇話会」が設置された。「懇話会」では、住民の立場からの提言を行なうなど、積極的に関与を行った。図書館建設後は、「進める会」は「図書館フレンズ伊万里」に改組、運営に対し協力や提言を行っている。この「図書館フレンズ伊万里」が中心となり、他の具体的な活動を行なうボランティア、サークルなどが生まれるに至っている。伊万里市民図書館の取り組みは、市民参加の図書館として注目を集め、多方面に紹介され、視察も相次いでいる。

「6月3日男女共同参画市民のつどい」にて、図書の紹介が行われたようだが、こういう取り組みは、市民の中に図書の利用の機運を高めるものになると思う。いまから旺盛に行うことが必要では。

【再答弁】

現在基本設計の作業中でありますので、基本設計ができて、まあ完成予想図そういうものができると、具体的に市民の皆さんに、いろんな場でこういうものができるんだよっていうことで PR ができてくるのかなというふうに考えております。もちろんボランティアの皆さん、今後いろんなボランティアの皆さんの関わりをして頂いて図書館運営をしていくってことになるかと思いますので、特にそういった方とのやり取りも大変重要だというに考えております。またいろんなケーブルテレビ、市報等にシリーズで連載するとしながらですね、図書館の建設に向けて機運を高めることができればとふうに思っております。

また開館に向けていろんな資料を集めるっていうことも大切になって参ります。色んな記念誌を集めたりいろんなところが出している機関紙広報誌糸集めたりという、地域の資料として必要になってまいりますのではそういうことも含めて、また図書館に向けた機運が高まっていけば、繋がっていけばと、考えております。

豊後大野市を、どんな町にしたいのか、市長に伺う。

【質問】

建設されることを否定するものではないんですけども、じゃあそれが豊後大野市民にとって豊後大野市の人口などに対して果たして適切な規模なのか、といったところはですね、やっぱりいろんな議論しながら精査しないといけないと思っております。そういう思いから、今日はこういう質問をさせてもらってるんですが、最後に市長にお尋ねをしたい。

市長は、市長となる前は社会教育課長で、まさにこの検討委員会を進めてこられたという点においては、非常に想いもお持ちだろうと思いますので、ぜひわかりやすく答弁していただきたい。この新図書館・資料館を建設して、当然、利用者を増やしていくということですが、ではそれを通じて豊後大野市をどんな町にしたいのか、それを、いわば一言で分かりやすくお答えいただきたい。

【答弁】(市長)

図書館の町づくりで、どんな町にしたいか、一言で、非常に難しい質問ですが。図書館というのは学びの拠点施設になろうかと思っています。この学びの拠点施設、今ある図書館はやはり豊後大野市民の皆さんにとっては規模が小さいということで、市民の皆さんに応じた規模にしていく、蔵書をそろえて行く。あるいは機能の面もまだまだ強化していかなきゃいけない。

今は貸し出し中心の図書館でありますから、市民の皆さんが滞在してゆっくりと学べるゆとりある時間もてるような図書館を目指していきたいと思っております。

そういう、学ぶ意欲を充足できるということは当然その人生が豊かなものになっておりますので、そういう豊かな人生を送るための図書館、そういう位置づけで、整理をしていきたいと思っておりますし、同時に、公民館の整備を行ってきますが、その公民館とのネットワークを結ぶことで、揃えた蔵書がそれぞれの図書室に行き渡って、市民皆さんで利用いただける、そういう図書館図書室を目指していきたいと思っております。

また併せて併設する資料館につきましては、これも議員皆様からご要望頂いてまいりました、市内に散在している文化財、これを集めて展示する、そういうことをできないのかと言われてきましたんで、今回資料館を整備するにあたって、皆さんに豊後大野市の歴史を展示できるようなそういう施設にしていきたいと思っておりますし、ジオパークの拠点施設の役割も果たしていこう、ということで、市民皆様の学びの施設、人生をより豊かにしていく施設。と整理したいと思っております。

 

 

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